出願もしようと思っても準備が色々と必要です。出願の手順は以下の通りです。
1.募集要項発表前から準備できる簡単なものをまとめて準備
まとめてできるものを最初に行います。いちいち作業するのが面倒だし時間がかかるからです。
1)写真の準備
写真表と願書の写真が縦4cm x 横3cmのものを駅にある証明写真機で撮影。
できた写真をコンビニの写真コピーでコピー。若干ぼやけますが問題なく使用できます。1校の受験に対して2枚必要なので、10校受ける場合には20枚分を準備します。
2)封筒の準備
募集要項の請求や成績証明、卒業証明の請求に必要な封筒を準備します。
角型2号の定形外郵便と、定型郵便の封筒をそれぞれ購入します。これはすべての大学に対してではないのでとりあえず1つずつ購入します。
3)切手の準備
一番何にでも使えるのは82円切手です。定型郵便を送るときで。25g以内の重量の場合は82円、50g以内の場合は92円となりますので、82円切手と10円切手を大量に購入します。
出願の場合は、合格のときに必要な書類を送るのに必要な返信用封筒に、362円分の切手を貼れと言ってくる大学が多いため、280円の切手を10枚準備しておきます。(余ってもどこかで使えます。)
コンビニで切手は売っているので、10校出願する場合は、例えば82円20枚、10円20枚、280円10枚、合計4640円分の切手を準備します。
切手は推薦書のやり取りでも使い、出番が多いので多めに持っておくと出願前のいざというときに焦らずに済みます。
4)自分の住所のコピー
自分の住所が長い人は、名前と住所を書いた紙を作って、コピーして複数枚持っておくと便利です。
私はエクセルで名刺サイズの住所の欄を作り、A4サイズの紙に住所を一杯印刷して、貼れば済むようにしていました。
5)卒業証明と成績証明の請求
これは最初に行った方が良いです。卒業証明と成績証明は多くの大学で、セットで厳封されたものを求められるので、卒業した大学に郵送で請求します。
10校受ける場合は10セットです。卒業した大学のHPに請求方法が書いてあります。お願いしてから2週間くらいはかかるので、早めに準備が必要です。
6)推薦書と志望動機の素案作成
推薦書と志望動機は、フォーマットはほぼ定型です。なかなか募集要項を入手しないと難しいのですが、それぞれ1000文字程度で文章を作成しておくと文章を使いまわせるので便利です。
特に推薦書はそこまで重要でないと思われるので、大学時代の研究やゼミに取り組む姿勢やそこで学んだこと等を詳しく1000文字で作成しておけば乗り切れます。
出願しないと合格まで行けないので、書類準備が無理に思えても、雑な内容でも、出願だけはした方が良いです。
筆記通過してから面接までに内容を練ればなんとかなります。ここで素案を作ることで後で時間がなくても書類を埋められるようになるので、絞りだしてでも文章を作成しておくことが重要です。
7)履歴書の準備
自分の高校、大学の入社卒業年次を和暦で準備したり、専門の学位を確認したりして、履歴書を作成しておきます。(余裕があればで良いです。)
書類が届いたらすぐに書き始められるようにするためです。
2.募集要項を入手してからの準備
募集要項を入手してからは、すぐに記入できることを記入します。
書きやすい書類だけでも、1セット記入して、封筒や写真や準備してとなると30分くらいかかってしまいます。
10校だと5時間です。結構時間がかかります。かけるところは入手してすぐに記入してしまうのを強くオススメします。
そのあと推薦書を下書きして封筒に入れ、指導教官に送ってお願いします。
下書きがあればサインするだけなので比較的すぐ対応してもらえますが、文字数が多いときに内容を考えてもらうとなると大変です。
1週間では対応してもらえないかもしれません。募集要項入手から出願期限までは意外と時間の余裕がないので、自分で下書きして送ってしまうとスムーズです。
推薦書を待つ間に、志望動機を準備します。設問に合わせて、これまでどんな専門分野の経験があって医療にどう活用できそうなのか、なぜ医師を目指すに至ったのか、どんな医師になる計画があるのかについて書いていきます。
これらは面接で深く突っ込まれるものですが、最低限自分の言葉で文章にできるまでは調べる必要があります。何回か書いていると洗練されてきますし、何をやれば良いのか漠然としていて締め切りがないと完成させられない類の文書なので、とにかく早く1校出願してしまうのが良いと考えます。
最後に、なぜその大学を志望するかについてですが、大学のリサーチが十分であれば記載し、そうでなければ面接までに調査すれば良いと個人的には思います。
書類の準備に手間取って出願ができなければ、元も子もありません。
以上のように必要な書類を準備します。これと並行して、受験料の振り込みを行います。受験料は30000円で、窓口での振り込みが必要となる大学が多く、平日しか対応していないので、朝早くか、お昼休みに銀行に行く必要があります。
郵便局に対応していないフォーマットもあるので、あらかじめ振り込みの紙を良く確認する必要があります。
募集要項入手後、どこかのタイミングから振り込み可能となることが多いので、一覧表で進捗を管理して、振り込みもまとめて行ってしまった方が手間の節約になります。
これらの準備が終わったら、書類をまとめて郵便局に行き書留速達で送ります。
家の近くに遅くまで空いている郵便局があれば良いですが、ない場合にはしっかり時間を確認して、出願できないことのないように準備を進めます。
経験上、志望動機の完成が、出願期限ぎりぎりまでずれ込むことが多いです、郵便局の営業時間だけには注意して出願準備を進めてください。