医学部編入
追加合格の仕組みと実例
[su_heading size="30" align="left"]追加合格の仕組み[/su_heading]

あまり一般的ではないかもしれませんが、医学部学士編入では追加合格が非常に多く発生します。

 

普通定員5人なら多くて1-2人しか追加合格は出ないのかと思いますが、これには裏があり、追加合格の打診を受けた人はその前に何人もいて数字に反映されません。

 

例えば2017年の琉球大学の合格者数はKALSだけでも10人以上になります。

 

定員は5人なので2倍以上が合格していることになります。これはなぜかというと、追加合格でどんどん合格が回ってくるからです。

 

琉球大学を始め、富山大学や香川大学は、受験時期が春の前半校なので、他が本命の人もとりあえず受験しています。

 

その人たちは合格しても受験を続け、他に受かればそっちに進学するので、一旦落ちていた人にも合格が回ってくるのです。

 

研究系の人は特に、少しでも研究のために条件の良い難関大学を選んで行くところがあるので、前半の大学は蹴られやすい傾向にあります。

 

体感だと、前半校は筆記さえ通過してしまえばそこから追加含めた合格までの倍率は2倍を切ります。

 

[su_heading size="30" align="left"]追加合格の連絡が来る時期[/su_heading]

追加合格の来る時期ですが、春の学校だと、夏と秋と冬にそれぞれタイミングがあります。

 

夏の追加は医科歯科や阪大で抜けていく人による追加合格、秋の追加は千葉に抜けていく人の追加合格、冬の追加は金沢や北大に抜けていく人の追加合格です。

 

なんだかんだ、8月から3月まで追加合格が出ています。

 

新潟大学の手続きの締め切りが2月のため、それを過ぎて新潟の追加を貰った人が香川大学を辞退して、3月になって追加が出るということも実際にあるようです。

 

追加合格まで考えると、学力が足りないからと受験を後半校からにするのではなく、前半校から積極的に受験していくことで合格の可能性が上がります。

 

学士編入は問題次第で合格者が入れ替わってしまうような不安定な試験です。

 

傾向が変わりやすいこと、受験者のレベルがばらついていること、生命科学は分野別に分けて学習出来るために得意な分野が出題されたら総合的な学力は低くとも突破できてしまうことが理由です。

 

うまく戦略を立てて受験を進めて行くことが必要です。戦略とはバラツキに着目して実質的に合格しそうな大学を見極め勉強と出願を進めて行くことです。

 

追加合格の仕組みとタイミングを理解することは戦略を立てるために必要となりますので、じっくり人の流れを把握しておかないといけません。

 

琉球、富山、香川、福井、島根、大分は印象ですが追加合格の多そうな大学です。これらを受けるか迷っている方は是非受けて見ることをオススメします。

[su_heading size="30" align="left"]追加合格を待っている方へ[/su_heading]

特に2月には北海道大学と新潟大学の合格者がキャンセルすることによって追加合格がでます。これは、入学手続きの期限が2月上旬までとなっていることにより発生します。確実に入学手続きができたことを確認してから他の大学を辞退する方も見かけましたし、より進みたい大学に合格された方は入学手続きを行わないこととなります。

1つ追加合格がでると、それによって進学が決まった方がキープしている大学を辞退する、といった流れで2月にも一定数の追加合格が出ています。まだ諦めるには早いのかもしれません。

期待を持ちながら勉強を続けてくださいね。

時間をもてあましたら英語の勉強を行うことをおすすめします。英語は学士編入で使わなくても今後の人生で必ず必要になります。
成長が分かりやすいのはTOEICなので、まずはTOEICの公式問題集を解いて実力把握&学習計画を立ててはいかがでしょうか。

TOEICの形式が昔とは異なっていて、私も最初受けたときには200点近く得点が下がってしまいました。
もしTOEICを受ける予定のある方は、当日驚かないよう目を通してから臨まれることをオススメします。

医学部編入や転職にも役立つTOEICの記事も書きました。お時間ありましたらどうぞ。
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迷ったら英語の勉強をおすすめします。医学部編入に必要なTOEICスコアのレベル感



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