医学部編入
医学部学士編入試験に合格し入学するまでにかかる費用の目安

 

この記事について

受験するか迷っているときに気になるのは、お金の問題です。編入試験に挑戦するのに際してどのくらいのお金がかかるか、目安の金額が知りたくなります。

金額によってはしっかり貯金してから臨みたいし、継続するときもお金をどのくらい用意して多いのか私も不安でした。

編入試験にかかる費用は、大きく分けると学習費用、受験費用、合格後の費用の3つに分けられます。

一般受験と比べて費用がかさみやすいので、予め予算を立てて貯金しておくと、余裕をもって受験に臨むことができます。

 

1.学習費用について

 

学習費用の主なものは予備校代になります。医学部編入は実質河合塾のKALSという予備校からの合格者が過半数を占めています。

特にこだわりがなければ、KALSに通うのはほぼ必須となります。科目は生命科学、英語、物理、化学、小論文、有機化学、統計、面接対策など、

受験に必要な科目は一通りそろっています。特に生命科学はKALSの教材を使わなければ学習効率が大幅にかかるので、生命科学専門の人を

除いて生命科学の教材を使うことになります。

KALSの講座は基礎・完成・実践と3つのレベルに分かれており、生命科学が未習の人は基礎から学習するのが通常です。

生命科学、英語、化学、物理、小論文等の基本的な科目を基礎から実践まですべてまとめたパックがあり、料金は100万円前後です。

これで全部受講している人が一番多いと思われます。校舎は1年利用でき、自習室も自由に使えます。

実はテキスト自体は人からもらったり買ったりして入手できるケースもあるので、そういう利用をした場合には予備校費用と教材費用を合わせ、

普通に0から始める場合だと、有機化学等、軽い科目の単価受講で5万円、テキスト代で15万円(テキストは合格後に半値で売却)、

1年で合格、というのが最安のパターンだと思います。生命科学の基礎・完成・実践の単科を受講する場合だと、それぞれ20万円で受講できます。

テキストと、要綱集という重要事項のまとまった冊子さえあれば、受講を受けることがなくても生命科学を勉強することができます。

TOEFLは1回3万円弱かかり、TOEICは1回6千円程度かかります。その他、模試を受けるとその都度4千円程度、面接の対策講座を受講すると6千円

程度でしょうか、ちょこちょことお金がかかっていきます。安く済ませたい人は、単価受講で5万円支払ってKALSに通うのが良いと思います。

通いさえすれば過去問や自習室が使えるので非常に情報戦に有利になります。英語や小論文は、正直なところKALSでなくても勉強できます。

物理や化学も同じです。自分でテキストを選んで進めるのも実は負担だったりするので、お金に余裕のある人や親に頼める人は、100万円払ってしまって勉強に集中するのが良いとも考えます。

 

 

2.受験費用について

受験費用は積み重なってコストとなります。1校受験するのに3万円、10校受験すると30万円です。

これに往復の交通費と宿泊費がかかってきます。東京からだと、関東でなければ飛行機のパックで1校3万円程度でしょうか。

結果的に10校受けると60万円程度を出費することとなります。

実はマイレージを貯めているとマイルで飛行機に乗れるので、地域によっては飛行機代を節約することができます。

東京からだと岡山、富山、島根、大分、鹿児島などはマイルで行っても元が取れます。

前もってマイルをためておくと費用を節約することができます。マイルはクレジットカードやFXの講座を作ると貯めることができます。

 

ポイントサイトのモッピー等を経由すると、1年あれば10万マイル貯められると思います。

そこまで手間はかからないので、受験と並行してマイル稼ぎも行っていきましょう。

 

宿泊費はビジネスホテルで一泊5-6千円程度が目安です。空港から駅や、駅から大学までも

交通費がかかりますが2千円程度見ておけば大丈夫です。

 

受験費用を下げるには受験校を少なくすることですが、編入に関してはたくさん受けることで運よく合格する確率を上げることができると私は考えています。

 

多少時間がなくても、毎月1校は筆記試験を受験するようにした方が良いのではないでしょうか。

 

私も11校に対して出願しました。筆記試験に合格すると面接試験に行くことになり、運よく筆記をたくさん通過すると交通費で泣くことになります。

 

 

3.合格後の費用について

合格後は入学手続きをすぐに進め、入学金28万円を振り込むことになります。

 

合格はキープできないので、志望度が低くても、合格してしまうと28万円を振り込んで合格手続きすることになってしまいます。

 

1つ合格していると安心ですが、28万円は私には負担が大きい金額だと感じました。

 

また、生協の加入や保険等で5万円ほどかかってびっくりしました。

 

合格してからは、税金のことも考えながらしっかり働いてお金を貯めておくことも大切です。

 

上記を踏まえて、それぞれ必要な費用の目安は以下の通りまとめてみました。

 

学習費用(万円)

前提

105

フルセットでのKals受講+各種英語試験
    65 生命科学のみKals受講+各種英語試験
    25 単科Kals受講+テキスト人から買い取り+各種英語試験

 

受験費用(万円)

前提

    70 10校出願、3校面接試験
    55 10校出願、3校面接試験、マイル6回分約10万マイル利用で15万円節約

 

合格後の費用:33万円(28万円入学金+5万円生協)

総費用=学習費用+受験費用+合格後の費用= 113万円 ~ 208万円

 

まとめ

1年で合格する場合で、100-200万円がかかってきます。

100万円で合格が買えるなら安いものです!

2年目の場合は、学習費用はKals単科の5万円に抑えられますが、受験費用は確実にかかってきます。

 

毎年100万円程度の出費に耐えられる必要があるので、社会人になってから1-2年は給料的に難しいかもしれないですね。お金の算段を立てることも、受験に臨むに際して重要ですね。

おすすめの記事