無事合格が決まった方、おめでとうございます!これまでの苦労が実りましたね!明るい大学生活に向けて、大事なお金のことを考えないといけませんね。
学費として必要なのは入学金と、授業料です。入学料は28万円、授業料は年間54万円です。2年次編入の場合には28+54×5=298万円が5年間で必要な学費となります。これを割り返すと、月に5万円程度を学費として準備しないとということですね。
サラリーマン生活が長くてしっかり貯金があったり、高給サラリーマンで学費なんて一瞬で払えるわという方は別として、多くの方はそこまで貯金もなく、どこかしらからお金を借りて当座をしのぐ必要がありますね。かくいう私も貯金が全くありませんでしたので、真剣にお金を借りる手段について調べました。家族の援助が受けられなくとも、以下のような制度を利用して学費を工面することができます。
1.日本学生支援機構の奨学金
一番ポピュラーな奨学金ですね。金利も上限3%で変動するようですが今なら1%以内のようで、ここで借りれたら借りるのが一番です。比較的審査の緩いとされる第二種奨学金では月額12万円まで貸与が受けられます。入学後の申し込みとなってしまうため、入学して審査に落ちると悲惨になってしまうので、これは申し込むとしてバックアップを考えておく必要があります。また、1回目の大学で借りていた人は2回目も借りられるかHP上に不明瞭な記載があり、少し不安が残ります。審査は年収1000万円以内の家庭なら通ると思われます。
2.国の教育ローン
総額350万円までの融資を受けられ、年利も2%以下と良心的です。入学前から審査を受けられるので、先にこちらの審査を通しておき、3月に入金してもらうこともできます。入学前は引っ越しや新生活の準備でお金が数十万飛んで行きますので、少なくとも審査を通していつでも借りられるところまでは進めておくと安心です。これが借りられれば、とりあえず学費はカバーできます。審査は年収1000万円以内の家庭なら通ると思われます。
3.銀行ローン
銀行のローンは利率が3%以上と高くあまりオススメできません。社会人のうちにカードローンの審査を通して、、というのも考えましたが、利率が高いのでやめておきました。用途を絞らないローンであるほど金利は高くなり、教育ローンと限定すれば若干利率は下がるようでした。
4.学費免除
奨学金ではありませんが、学費免除の基準は意外と緩く、学生の上半分の学力であれば、収入条件を満たせば半額免除となることが多いです。授業料の半額の27万円でも学生にとっては大金ですので、入学書類を出すときに忘れずに調べて手続きをしておくことをオススメします。あくまで目安ですが年収500万円前後の家庭なら半額免除が通ると思われます。
5.給付型の奨学金
貸与期間+αの間、徳州会病院での勤務を前提として月額20万円の給付を受けられたり、地域に残ることを前提として給付を受けられる奨学金も中にはあります。ですが、途中で進路を変えたくなっても、断った地点で一括返済を迫られたり、そこに勤務する期間の間へき地に飛ばされたりするリスクがあります。相当の覚悟があれば、給付なのでお金をもらいながら勉強するのも良いですが、先のことはわからない人がほとんどだと思いますので、給付ではなく貸与型の奨学金にして、利息をつけて借りた分を医師になってから返済していくのが一番だと個人的には考えています。
以上のように色々なタイプの奨学金を活用しながら学費を工面し、大学生活を生き抜いていくことになります。お金の不安は早いことなくして勉強に集中した方が良いと思うので、合格したらまずは関連機関に相談に行くと話が速いと思います。平日しか窓口が開いていませんが、30分も相談したら何をすれば良いのか見えてくるので、行く価値はあります。